『クワイエット・プレイス』の衝撃的なストーリーを生み出した天才脚本家コンビが新たに監督として生み出す『65/シックスティ・ファイブ』の重要視した点とは?

4月24日(月)

アダム・ドライバー主演、『クワイエット・プレイス』の脚本家による脚本・監督、『ドント・ブリーズ』のサム・ライミ製作で贈るSFサバイバル・スリラー『65/シックスティ・ファイブ』。

ブライアン・ウッズ監督は「『クワイエット・プレイス』にしても『65/シックスティ・ファイブ』にしても、私たちが挑戦していて楽しいと思うことは、説明を必要最低限まで取り除き、そぎ落とすこと。そして、キャラクター同士の感情やアクションや恐ろしいモンスターといった要素にフォーカスして、純粋な映画を追求することなんです。」と、語る。
「金曜日の夜に満席の映画館で映画を観る。それだけでもうご機嫌になるんです」と語る2人はアイオワ州の出身で、小学校6年生のときからの親友。『65/シックスティ・ファイブ』の製作陣からも「スコット(・ベック監督)が左脳でブライアン(・ウッズ監督)が右脳。彼らは顔を見合わすだけで、言葉を交わさずに相手が何を考えているか、正確にわかるんです。互いにバランスを取り合う、見事な協力関係です。」と、コンビとしての存在も一目置かれている。
スコット・ベック監督とブライアン・ウッズ監督の2人は、『クワイエット・プレイス』の原案・脚本を手掛け大きな反響を呼び、全世界興行収入約3億4000万ドルという大ヒットを収めた。さらには、サターン賞の最優秀脚本賞を獲得し、ライターズ・ギルドとクリティックス・チョイス・アワードの最優秀オリジナル脚本賞にノミネートされ、Variety誌が毎年発表する「注目の脚本家10人」に選ばれた。
今回、脚本だけでなく監督として『65/シックスティ・ファイブ』を手掛けたが、「私たちが敬愛する監督たち、たとえばスタンリー・キューブリックは、『2001年宇宙の旅』のように、はっきりとしたプロットや台詞のない、美しく感動的な映画を作ることができました。私たちも映像によるストーリーテリング、映像、優れた演技という、最もシンプルな形に映画を戻そうとしているんです。」と、『65/シックスティ・ファイブ』の、新たな挑戦への奮闘を明かした。
スコット・ベック監督も、「脚本や監督を務めるとき、私たちが常に重視しているのは、ピュア・シネマ(純粋な映画)という概念です。なぜなら、サウンドデザイン、映像、プロダクションデザイン、音楽といった多様な芸術様式が融合した映画という考えがその言葉に要約されているから。今回の『65/シックスティ・ファイブ』でも『クワイエット・プレイス』や他の作品でもね。
サウンドデザインでは目に見えないものが大切です。気配の持つパワーの方が、百万ドルかけた視覚効果よりもはるかにいいと私たちは思っているんです。サウンドデザインの観点からすれば、観客がそれぞれの心の中で作りあげるイメージが、他の何よりも恐ろしいものになることが多いんです。」と、サイレント映画と言われる『クワイエット・プレイス』と同様、『65/シックスティ・ファイブ』でも、サウンドデザインはとても重要視したことを語っている。

5月26日(金)全国の映画館で公開!

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