音のない世界と聴こえる世界のあいだで、居場所を失った子供たちの旅立ちの物語。
耳の聴こえない親から生まれた、耳の聴こえる子どもたち、コーダ（CODA Children Of Deaf Adults) 。家では手話で外では口話で話す彼らは、学校に行けば“障害者の子”扱い、ろうからは「耳が聞こえるから」と距離を置かれる。コーダという言葉が生まれたアメリカでコーダ・コミュニティーを取材した初めての長編ドキュメンタリーとなる本作は、15歳というアイデンティティ形成期の多感な子どもたちの3年間を追う。
監督は“社会の周縁に生きる人々の知られざる物語”をテーマに映像作品を制作してきた松井至。本作は 2016年 TokyoDocs にて最優秀企画賞を受賞。その後も取材を続け、2021年に北米最大のドキュメンタリー映画祭HotDocs に選出されるなど、現在世界各国で上映を行っている。音のない世界と聴こえる世界のあいだで居場所を失い、揺らぎながらも自らを語り、成長していく子どもたちの姿からコーダの知られざる物語を綴る。
5月28日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
本作の公開を記念して『私だけ聴こえる』映画鑑賞券を抽選で5組10名様にプレゼントします！
