殺しのナンバー

CIAの凄腕捜査官エマーソン･ケントは、任務中のミスが原因で、イングランド東部の旧アメリカ軍基地内に密かに作られたCIAの乱数放送局に左遷される。任務は、暗号オペレーターのキャサリンを護衛し局の安全を守ること。長年、危険な任務に神経をすり減らしてきたエマーソンは、キャサリンの優しさに次第に癒されていく。そんなとき、謎の集団が局を襲撃。「15人のCIA最重要幹部の暗殺をせよ!」との偽指令がエージェントたちに送信されてしまう。実行されれば世界はパニックに陥る。なんとしても「中止」の指令を出さなければならない。だが、指令を暗号化するには、特殊な暗号運用法“ワンタイムパッド”が必要となる。その上、本部からは“知りすぎたキャサリンを処分し局を撤収せよ”との非情な命令が…。