METライブビューイング2012-2013/ヴェルディ『リゴレット』
16世紀、北イタリアのマントヴァ(本演出では20世紀初期のラスベガス)。領主の公爵は、女性と見れば口説かずにいられない放蕩者。身体の奇形ゆえに宮廷道化師という卑しい仕事についているリゴレットは、一人娘のジルダを溺愛しているが、ジルダは相手の身分を知らずに公爵に想いを寄せていた。リゴレットの毒舌に恨みを募らせていた公爵の部下たちはジルダを誘拐し、公爵は半ば強引に彼女をものにする。怒り狂うリゴレットは公爵の暗殺を企てるが、予想もしない悲劇が待ち受けていた。