女は男の未来だ

ムノはソウル市内に妻子と暮らす、大学の美術講師。彼のもとへ、アメリカ留学から戻ってきたばかりの学生時代の先輩ホンジュンが訪ねてきた。久しぶりの再会。ホンジュンは映画監督をしている。2人は中華料理店で酒を酌み交わし、思い出話をしていた。そのうち、ひとりの女の話で盛り上がる。名前はソナ。7年前、2人が付き合い関係を持った女である。2人はソナとの思い出をたどっていく。ホンジュンとソナの想い出。ソナは、ホンジュンと交際していたが、ホンジュンがアメリカへ発つことになった。旅立ちの日、ホンジュンはソナに黙って行こうとするが、空港にムノがソナを連れてくる。空港のロビーで抱き合い、別れを惜しむホンジュンとソナ。そんな二人を遠くから恨めしそうに見つめるムノの姿があった。ムノとソナの想い出。ホンジュンが留学したことをいいことに、ムノはソナにアプローチを開始するのだった。しかし、ソナは拒絶する。ある日、知り合いの結婚式で、ムノはソナと再会し、次の日のデートを取り付ける。ソナは、まるで別人のようなパーマを髪にかけていた。2人はムノの家に行き、部屋で結ばれてしまう。ムノとホンジュンとソナの今。酔った勢いで、ホンジュンはソナに会いに行こうと言い出す。そして、ソナの開いているバーへ。3人はソナの家へ移動し、飲み直しはじめた。ソナは2人に応え、3人は何事もなかったかのように出かけるのだった。
公開日
2005年10月29日(土)
監督
ホン・サンス
脚本
ホン・サンス
撮影
キム・ヒョング
音楽
チョン・ヨンジン
出演
ユ・ジテ キム・テウ ソン・ヒョナ キム・ホジョン
製作年
2004
製作国
韓=仏
原題
WOMAN IS THE FUTURE OF MAN
上映時間
90
INTRODUCTION
2004年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品。監督は、韓国の奇才ホン・サンス。本作と最新作「映画物語」で2年連続でカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品される快挙を成し遂げている。近年、ホン・サンスの全作品がパリで一般公開されたこともあり、映画誌がこぞって特集を組むなど、ヨーロッパで絶大なる人気を誇っている。今回も前作『気まぐれな唇』と同様に、「ホン・サンス式」と呼ばれる作風で映画が作り上げられた。それは、あらかじめ完成したシナリオなしに、俳優たちとのインタビューを通じてキャラクターを創り上げていく手法。これが、リアルでライブ感覚を生み出しているのである。主役のムノ役には、『オールド・ボーイ』での冷徹な復讐者役が記憶に新しいユ・ジテ。女にだらしない男を大胆に演じ新境地を開いた。先輩のホンジュンに『JSA』のキム・テウ。ユ・ジテと同じく愛すべきいい加減な男を好演している。2人の男を翻弄するヒロイン・ソナを演じる『スカーレット・レター』のソン・ヒョナ。彼女は女の2面性を見事に表現して、作品を盛り上げている。そして、リアルで生々しいベッドシーンも披露。撮影と照明には、韓国最高のコンビと言われる『殺人の追憶』、『北京ヴァイオリン』のキム・ヒョングとイ・ガンサン。編集は『八月のクリスマス』、『マラソン』のハム・ソンウォンが担当している。そして、ゴダールやクロード・シャブロルといったヌーヴェル・ヴァーグの監督たちの作品や、『トリコロール』シリーズなどで有名なマラン・カルミッツが製作に名を連ねている。
STORY
ムノはソウル市内に妻子と暮らす、大学の美術講師。彼のもとへ、アメリカ留学から戻ってきたばかりの学生時代の先輩ホンジュンが訪ねてきた。久しぶりの再会。ホンジュンは映画監督をしている。2人は中華料理店で酒を酌み交わし、思い出話をしていた。そのうち、ひとりの女の話で盛り上がる。名前はソナ。7年前、2人が付き合い関係を持った女である。2人はソナとの思い出をたどっていく。ホンジュンとソナの想い出。ソナは、ホンジュンと交際していたが、ホンジュンがアメリカへ発つことになった。旅立ちの日、ホンジュンはソナに黙って行こうとするが、空港にムノがソナを連れてくる。空港のロビーで抱き合い、別れを惜しむホンジュンとソナ。そんな二人を遠くから恨めしそうに見つめるムノの姿があった。ムノとソナの想い出。ホンジュンが留学したことをいいことに、ムノはソナにアプローチを開始するのだった。しかし、ソナは拒絶する。ある日、知り合いの結婚式で、ムノはソナと再会し、次の日のデートを取り付ける。ソナは、まるで別人のようなパーマを髪にかけていた。2人はムノの家に行き、部屋で結ばれてしまう。ムノとホンジュンとソナの今。酔った勢いで、ホンジュンはソナに会いに行こうと言い出す。そして、ソナの開いているバーへ。3人はソナの家へ移動し、飲み直しはじめた。ソナは2人に応え、3人は何事もなかったかのように出かけるのだった。
CASTING
●ユ・ジテ(イ・ムノ) 1976年4月13日生まれ。ソウル出身。98年の『バイ・ジュン』で映画デビュー。03年監督・脚本をつとめた短編映画『自転車少年』で釜山国際短編映画祭観客賞を受賞。主な出演作は、『アタック・ザ・ガス・ステーション!』(99)、『リメンバー・ミー』(00)、『友引忌ともびき』(00)、『リベラ・メ』(00)、『春の日は過ぎゆく』(01)、『鏡の中へ』(03)、『ナチュラル・シティ』(03)、『オールド・ボーイ』(04)、『南極日誌』(05)など。 ●キム・テウ(キム・ホンジュン) 1971年4月15日生まれ。ソウル生出身。96年、『接続』で映画デビュー。00年『JSA』に出演し、黄金撮影賞新人男優賞を受賞。その後もコンスタントに映画に出演する。最新作はムン・ソリ共演の「りんご」。 ●ソン・ヒョナ(パク・ソヌァ) 1975年生まれ。94年にミス・コリア選抜大会で2位に選ばれ、同年、KBSドラマ「愛の挨拶」で芸能界デビュー。お茶の間での人気を得る。97年、シン・スンス監督の『ハレルヤ』で映画デビュー。第4作目にあたる本作『女は男の未来だ』で見事主役の座をつかむ。ホン・サンス監督と出会いにより演技に開眼する。このことがきっかけとなり、大ヒット作『スカーレットレター』にキャスティングされる。韓国で今後最も期待される女優のひとりである。
映倫
20
配給会社
ビターズ・エンド

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