しあわせな孤独

セシリは温かな雰囲気のレストランで働くコック。一緒に暮らす恋人のヨアヒムは大学で地理を専攻し、あと1年で博士号を取得できる。ある日、調査旅行に出かけるヨアヒムをセシリが車で送り、ヨアヒムが外に降りた時、スピードを上げた車が追突した。ヨアヒムは全身不随となり、優しい気持ちまで失ってしまう。神経外科の女医に暴言を吐き、セシリにも出て行けと怒鳴り、ついに別れを宣言する。ヨアヒムを轢いてしまったのは医師ニルスの妻マリー。ヨアヒムはニルスの勤める病院に運ばれる。そしてニルスはセシリに謝りに行き、相談に乗るからと携帯番号を教える。面会を拒絶するヨアヒムのことを悲しんで、セシリはニルスに会いその夜抱かれるのであった。ニルスは家族といてもセシリのことばかり考えてしまう。ニルスの態度がおかしいことに最初に気付いたのは娘のスティーネだった。彼女は父の後をつけ、セシリとの関係を知ってしまう。思い余って夜遅くにセシリを訪ねるスティーネ。セシリはマリーに連絡し、ついにマリーも二人の関係を知ることになる。ニルスはセシリとの恋を選び、家を出た。ところが、セシリに病院からヨアヒムが会いたがっているという連絡が入り、ヨアヒムの「力を貸してくれ」の言葉にセシリは大きくうなずく。ニルスは、セシリとの愛のかけらを抱きしめたまま、マリーの元へ帰らない。街はクリスマス、このもつれた糸はどうなるのだろうか。
公開日
2004年1月10日(土)
監督
スサンネ・ビア
脚本
アナス・トーマス・イェンセン
撮影
モーテン・ソーボー
音楽
イェスパー・ヴィンゲ・レイスネール
出演
ソニア・リクター マッツ・ミケルセン ニコライ・リー・カース パプリカ・スティーン
製作年
2002
製作国
デンマーク
原題
OPEN HEARTS
上映時間
113
配給会社
20世紀フォックス映画

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