ぼくの好きな先生
フランス中部、オーベルニュ地方の小さな小学校。
先生は一人、教室はひとつ、そして生徒は3歳から11歳までの13人。美しい自然に包まれた静かな村で、まもなく定年を迎えるロペス先生と生徒たちの交流が心豊かに描かれてゆく。ありのままの日常をありのままに、まったく異色の、それゆえに限りなく美しいドキュメンタリー。
- 公開日
- 2003年9月20日(土)
- 監督
- ニコラ・フィリベール
- 音楽
- フィリップ・エルサン
- 出演
- (ドキュメンタリー)
- 製作年
- 2002
- 製作国
- 仏
- 上映時間
- 104
- INTRODUCTION
- 本作は、『音のない世界で』で全世界で喝采をうけた映画作家ニコラ・フィリベール監督の最新作。2002年カンヌ国際映画祭で特別上映され、作品の美しさにより大きな話題を呼びました。カンヌ上映後の評判もあり、本国フランスでは、ドキュメンタリー映画としては異例の規模(全国約220館)で公開。オープニング3日間で16万人、現在も動員200万人にせまる勢いの大ヒット・ロングランを更新中です。爽やかな感動がフランス中を駆け巡っています。物語は、フランス中部、オーベルニュ地方の小さな学校を舞台に、先生とこどもたちの対話を美しく綴った珠玉のドキュメンタリー。厳しくも美しい自然の中、1つの教室で3才から11才までのこどもたちが、ロペス先生からあらゆることを教わっています。先生と子供たちの日常と対話を、詩情豊かな美しい映像で綴っていきます。「学ぶ事がもつ素晴らしさ」や「素朴で純真な心の絆」の素晴らしさを私たちに教えてくれます。
- STORY
- 小さな村にたった1つの小学校サンエテイエンヌ校へ、生徒たちを乗せたスクールバスが走っていきます。ここはフランス中部、オーベルニュ地方。美しい自然にあふれる素朴な田舎。サンテイエンヌ校は、教室が1つ、全学年合わせて13人の生徒、そしてたった1人の先生しかいません。先生、ジョルジュ・ロペスさんは、20年に渡りサンエテイエンヌ校で教え、数多くの生徒たちを送りだしてきました。学年に違う13人の生徒に1度に授業を行なう事は大変です。先生は、長年の経験をいかし、多少古風ではありますが、心のこもったやり方で授業を進めていきます。午前中は、4才からの一番年少の子供たち。その間、上級生達は自習です。ロペス先生の授業は、教科書どおりではではありません。13人全員でクレープを作ったり、ソリで雪山の斜面を滑ったりもします。時には上級生たちが、小さな生徒の面倒をみたりします。来年から中学校に進級するジュリアンとオリビエ、人々とコミュニケートすることが苦手な上級生ナタリ-など、みんなそれぞれに自分が持つ問題を先生とともに解決していきます。そして夏休みが終わると、そしてロぺス先生にとって教師として最後の1年が始まります。
- CASTING
- キャスト ●ロペス先生と3才から11才までの13人のクラスメイトたち。 スタッフ ●監督:ニコラ・フィリベール ●撮影:カテル・ジアン、ロラン・ディディエ ●撮影助手:ユーグ・ジェミニャニ ●編集+カメラ・オペレーター:ニコラ・フィリベール ●音楽:フィリップ・エルサン ●録音:ジュリアン・クロケ ●編集助手:タデー・ベルトラン ●スチール:クリスチャン・ギイ ●プロダクション・マネージャー:イザベル・ペレ=サンドーズ ●製作:ジル・サンドーズ ●アソシエイト・プロデューサー:セルジュ・ラルー
- 配給会社
- 東京テアトル