歓楽通り

製作:フィリップ・カルカッソンヌ 脚本/台詞:セルジュ・フリードマン 監督:パトリス・ルコント 出演:レティシア・カスタ、パトリック・ティムシット他 上映時間:1時間31分 プチ=ルイ(パトリック・ティムシット)は、歓楽通りの娼館に娼婦の息子として生まれ育った。 娼婦弟のように可愛がられている彼は、新人の娼婦マリオン(レティシア・カスタ)にひと目惚れ。「あなたの世話がしたい、僕の一生をかけて」。こうして、プチ=ルイのマリオンへの愛の日々が始まった。マリオンの夢のは、有名人になること。プチ=ルイはマリオンの“運命の男”を探し出すこと。、終戦を迎えフランス軍が解放された。店はその夜から、客が次々と押し寄せる大盛況。ある日、プチ=ルイは街角に貼りだされた歌手オーディションのポスターを見て、マリオンを連れ出した。結果、オーディションに合格する。マリオンはラジオ局の楽屋口で偶然、ディミトリとめぐり逢った。そして、一瞬で恋におちた。そうしているうちに、フランス中の娼館が閉鎖になった。そしてマリオンは、ディミトリ、そしてプチ=ルイと奇妙な共同生活を始めることになった。
公開日
2003年3月1日(土)
監督
パトリス・ルコント
脚本
セルジュ・フリードマン パトリス・ルコント
撮影
エドゥアルド・セラ
音楽
エドゥアール・デュポア
出演
パトリック・ティムシット レティシア・カスタ ヴァンサン・エルバズ カトリーヌ・ムシェ ヴェランジェール・アロー パトリック・フラールシェン
製作年
2002
製作国
原題
Rue des plaisirs
上映時間
91
INTRODUCTION
●1945年の巴里、夢の娼館。 監督はあの名匠パトリス・ルコント。『髪結いの亭主』『橋の上の娘』など官能的な作品で有名。この作品はご多分にもれず、官能の舞台、1945年の巴里最期の娼館《オリエンタル・パレス》を描いたもの。香水の香り、シルクの下着、娼婦たちの艶やかな姿態。そして客を待つ女たちの笑い声にあふれる欲望の館。あたかもムーラン・ルージュの世界のような、妖艶な時代の香りがする。『橋の上の娘』の脚本家と『髪結いの亭主』の撮影・美術セット・スタッフ、そしてルコント監督によってその時代が見事に再現されている。 ●レティシア・カスタの本格的主演作品。 これまで、ルコント監督作品を彩った多彩な女優たちの中に新しく加わったレティシア・カスタ。彼女は、デビューまもなく世界の一流モード誌40誌の表紙を飾った。また、フランス国民が誇る名誉ある“マリアンヌ”にも選ばれる。本格的な主演映画となる本作では、フル・オーケストラを従えて、モーリス・シュヴァリエの往年の名曲「手のひらに書いてあったから“I was Lucky”」のカヴァーを披露する。 ●これ以上望めない、ルコント映画最強のスタッフ陣。 40~50年代のフランス女優をイメージしたというルコント監督。そんな世界をスクリーンに表現するために、ルコント作品の集大成ともいうべき信頼できる一流スタッフが結集した。脚本家は「ハーフ・ア・チャンス」「橋の上の娘」のセルジュ・フリードマン、撮影は「髪結いの亭主」「サン・ピエールの生命」のエドゥアルド・セラ、美術のイヴァン・モシオン、編集のジョエル・アッシュ、衣裳のクリスチャン・ガスクなど、ルコント作品を支えたスタッフが勢揃い。
STORY
チ=ルイ(パトリック・ティムシット)は、歓楽通りの娼館に娼婦の息子として生まれ育った。弟のように可愛がられている彼は、新人の娼婦マリオン(レティシア・カスタ)にひと目惚れ。「あなたの世話がしたい、僕の一生をかけて」。こうして、プチ=ルイのマリオンへの愛の日々が始まった。マリオンの夢は、有名人になること。プチ=ルイはマリオンの“運命の男”を探し出すこと。終戦を迎えフランス軍が解放された。店はその夜から、客が次々と押し寄せる大盛況。ある日、プチ=ルイは街角に貼りだされた歌手オーディションのポスターを見て、マリオンを連れ出した。結果、オーディションに合格する。マリオンはラジオ局の楽屋口で偶然、ディミトリとめぐり逢った。そして、一瞬で恋におちた。そうしているうちに、フランス中の娼館が閉鎖になった。そしてマリオンは、ディミトリ、そしてプチ=ルイと奇妙な共同生活を始めることになった。
CASTING
●パトリス・ルコント(監督) 1947年11月12日、パリ生まれ。1967年にIDHECで監督科を専攻し、自主製作の短編映画を数多く監督。卒業後は、漫画雑誌「ピロット」のアシスタントを経て、1970年から1975年まで漫画家として活動する。「トイレの鍵は内側から閉まっていた」(1975年)で長編デビューを果たす。主な作品は「恋の邪魔者」(1981年)、「夢見るシングルズ」(1982年)、「愛しのエレーヌ~ルルーとペリシエの事件簿」(1983年)「スペシャリスト」(1985年)。近作は、1998年の「橋の上の娘」2000年の「フェリックスとローラ」がある。 ●レティシア・カスタ(マリオン) 1978年5月11日、フランスのノルマンディ地方ポン・オードメル生まれ。15歳の時にパリのモデル・エージェントにスカウトされ、イタリア版“Glamour”の表紙を飾る。その後、ジャン=ポール・ゴルチエのショウに出演。18歳の時“Victoria's Secret”の下着モデルや、ゲス・ジーンズの“Guess Girl”として脚光を浴び、トップモデルとして活躍。L'OREAL”のイメージガールにも抜擢された。1998年「アステリクスとオベリクス」で映画デビュー。1999年にクロード・ピノトーとジャン=ルー・ダバディが脚色したテレビの3回シリーズ『青い自転車』のヒロインを演じ、広く好評を得た。 ●パトリック・ティムシット(プチ=ルイ) 1959年7月15日、アルジェリアのアルジェに生まれ。85年に「ポーレット」“Paulette”で映画デビューを果たす。90年の「パリの天使たち」では片目の浮浪者を強烈な印象で演じ好評。92年の『女と男の危機』ではセザール賞助演男優賞候補となり、脚光を浴びた。主な出演作は「ぺダル・ドゥース(1995年)、「たれ込み屋」(1998年)、「パパラッチ」(1998年)、11999年には「カジモドで待望の監督デビューを果たしている。 ●ヴァンサン・エルバズ(ディミトリ) 1971年2月3日、パリ生まれ。コート・フロランで演技を学び、94年の『青春シンドローム』で映画デビュー。1996年、フィリップ・アレルのコメディ「ハイカー」でセザール賞有望若手男優賞にノミネートされる。フランスでナンバーワン・ヒットを記録した『原色パリ図鑑』では、一躍トップスターの仲間入りを果たした。主な出演作は「いちばん美しい年令」(1994年)「ならず者の子供たち」(1995年)、「ちょっとした愛の騒動」(1997年)、「カジモド」(1998年)がある。
配給会社
松竹

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