日本人医師・大村和弘氏(東京慈恵会医科大・講師)が東南アジアで続けてきた医療ボランティアを通じて、国を越えた人と人とのつながりやそこで繰り広げられる約12年間のドラマを追ったドキュメンタリー映画。
大村氏は毎年1週間の夏休みを利用しミャンマー、カンボジア、ラオス等の東南アジア諸国に赴き医療ボランティアを行う。きっかけは研修医時代に出会った、NPO法人ジャパンハート代表/小児科医・吉岡秀人氏の「待っているだけでは発展しない、年に一週間だけでも続けることが大切だ」という言葉からだった。Dr.Balaと呼ばれた大村医師、Bala(バラ―)はビルマ語で”力持ち”を意味する。そのあだ名は見た目からついたものだが、彼の力を発揮するのは、現地へ行き治療をすることだけでなく、現地の医師に自身の耳鼻科医としての技術と自信を与え続けることだった。
■公式サイト
Dr.Bala
2023年4月29日(土)公開