『セールス・ガールの考現学』作家・漫画家・音楽家をはじめとするアーティスト等から絶賛コメント続出!岡藤真依&オカヤイヅミのイラストも到着!

(C)2021 Sengedorj Tushee, Nomadia Pictures
4月14日(金)

第20回ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルでグランプリを受賞し、一般に想起されがちな、これまでのモンゴル映画のイメージを鮮やかに覆した『セールス・ガールの考現学』より、作家・漫画家・音楽家といったアーティストを中心に絶賛コメントが、また、漫画家の岡藤真依氏、漫画家・イラストレーターのオカヤイヅミ氏からはイラストが到着した。

本作はアダルトグッズ・ショップを舞台に、モンゴルの都市部で生きる一人の女性の成長譚を、ユーモアたっぷりに描き、“草原が舞台”という一般に想起されがちなモンゴル映画のイメージを一新させ、第20回ニューヨーク・アジアン・フィルム・フェスティバルでグランプリを受賞した。監督を務めたのは、現代モンゴル映画界を牽引する俊英センゲドルジ・ジャンチブドルジで、彼がオーディションで300人の中から選んだ、本作が映画デビューにして初主演となったバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルは、第17回大阪アジアン映画祭で、「最も輝きを放っている出演者」に贈られる薬師真珠賞を受賞、海外プレスからも高く評価されている。


アーティスト等からの絶賛コメントが到着。作家の山内マリコは、「音楽依存症でスチューデント・アパシー全開の主人公サロール。思いがけない相手とのシスターフッド的友情から、みるみる自分自身へと成長していく。オフビートでありながら真っ当な青春映画。快作!」と青春映画としての魅力を語り、ゲームクリエイターの小島秀夫は「犬も人も、みんな魅力的!特に初主演を務めたバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルの透明感ある存在は素晴らしい!Magnolianの音楽も最高過ぎる!」と多様な出演陣に賛辞を送った。

岡藤真依イラスト

併せて、漫画家の岡藤真依氏からは、物語後半に出てくるシーンをモチーフに、バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル演ずる主人公サロールをフィーチャーしたイラストが、漫画家・イラストレーターのオカヤイヅミ氏からは、サロールとカティアを中心に本編の印象的なシーンが描かれたストーリーイラストが到着した。

オカヤイヅミイラスト


◆小島秀夫(ゲームクリエイター)
ピュアで素朴でキュート!ユーモア溢れる空気感、世界観、不思議なトーンが何とも言えない逸品!
アダルトショップを舞台に描かれるのは、“性”を題材にした、人の“生”についての真摯な青春奇譚。
犬も人も、みんな魅力的!特に初主演を務めたバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルの透明感ある存在は素晴らしい!
Magnolianの音楽も最高過ぎる!
ウランバートルの社会、音楽、風俗、世相をコラージュした”青春のモデルノロジー(考現学)映画”だ。

◆岩井志麻子(作家)
彼女は、アダルトショップの店員としては理想的だ。
媚びず、照れず、真面目に、淡々と。
これは彼女の人生や他者への取り組み方とも同じで、
だから彼女はどうやったって幸せになれてしまうのだ。

◆岡藤真依(漫画家)
圧倒的チャーミングなヒロインが
性を通して生と死を知って行く姿をユーモラスに描いた本作。
モンゴル映画への先入観を軽やかに飛び越える新しさ!!
ヒロインが体験する世代間を超えた友情は
人と対峙することの難しさと優しさが詰まっていた。

◆トミヤマユキコ(ライター)
迷ったら正しい方ではなくおもしろい方に舵を切れ!
この映画を観て、それが自分らしさを手に入れる最速&最高の方法なのだと確信しました

◆絶対に終電を逃さない女(文筆家)
他人の生活や過去を決めつけることも、
自分自身の人生を決めつけて未来を簡単に諦めることも、
同じくらい愚かなことなのかもしれない。
多様な生き方や性のあり方を肯定する人生(性)讃歌。

◆児玉 雨子(作詞家)
私たちが成熟するのは、初潮でも、精通でも、より多くの他者の体を触れたからでもない。
セクシュアリティを自覚したとき、あるいはそのままならなさを思い知ったときに、
やっと私という自由を獲得できる。そう本作が語りかけてきました。

◆山内マリコ(小説家)
音楽依存症でスチューデント・アパシー全開の主人公サロール。
思いがけない相手とのシスターフッド的友情から、みるみる自分自身へと成長していく。
オフビートでありながら真っ当な青春映画。快作! 

◆大九明子(映画監督)
私だって20代の頃に、「セックス」なんて言葉を真正面でぶつけてくるカティアに出会っていたかった。
サロールとカティアの幸福なシスターフッドに心踊る。

◆清田隆之(文筆業/桃山商事代表)
友人でも恋人でも仕事仲間でもないけど、
不思議な縁で結ばれ、人生のある時期を濃密に過ごした存在が、
そういえば自分にもいたことを思い出しました。
もう会うことはないかもしれないけれど、
共有した時間や記憶は私の一部となって生き続けています。
今もどこかであの人が元気に暮らしていますように。

◆菅原慎一(音楽家)
これはアジア的なものを求めすぎる全ての人へのドロップキックだ。
もちろん自分もしっかりくらいました。あとやっぱ音楽って最高!

◆戸田真琴(元セクシー女優・文筆家・映画監督)
モンゴルの少女のこの憂鬱とゆらぎ、そして抑圧からの丁寧な開放劇は、
日本の少年少女にもごく近い温度できっと届く。
「性」によって日々が間抜けにひび割れて、ありのままの姿がつるんと見える、
あの拍子抜けするような可笑しさ。私、この映画が大好きです。

◆小林司(編集者・ミスiD実行委員長)
アダルトグッズ屋でバイトするヒロイン、バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル。
彼女がとにかく素晴らしい。原石、というのはただの美少女じゃなくこういう子のこと。
両親の望む大学に行きながら絵を描くのが好きでアダルドグッズショップで悶々とバイト……って、
いらないと思いますがミスiDモンゴルグランプリ勝手にあげます!

◆神崎恵(美容家)
眩いドレスより、人生に負けない知恵を。
選ばれる美しさより、決断する勇気を。
今、おとぎ話があったなら、
おばさんがくれるのはあれやこれやのキラキラしたものではなく、自ら戦い手にする技だと思う。
時にヒリヒリと痛みながらも自分を探せる成長期。
懐かしく、眩しく、ちょっとうらやましくなりました。
「ぼんやりしないで。うつむいて自分の靴を眺めている間に大切な時間は過ぎて行くわ」

◆山崎まどか(コラムニスト)
極上のドリーム・ポップに彩られた、
「いま」の風を感じる素晴らしい青春映画!
ヒロインを演じるバヤルツェツェグ嬢がひたすらまぶしい。
彼女が自分を知り、花開いていくきっかけとなるのが中年女性との友情だというのが今っぽい。

◆オカヤイヅミ(漫画家・イラストレーター)
すべてをじっと見つめる主人公の静かな青春のモヤモヤや思いがけない友情に共感しながら観ていると
街から郊外に行くシーンで突然景色がひらけて、山の多い日本との差にびっくりしました。
広い草原と空は映画全体の爽やかさにつながっている気がします。

4/28(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー!

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作品紹介

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