小雪12年ぶりの主演作で息子を支える母の強さを体現『桜色の風が咲く』本編映像&バリアフリー予告編解禁!バリアフリー上映詳細決定!

(C)THRONE / KARAVAN Pictures
10月21日(金)

9歳で失明、18歳で聴力を失いながらも世界で初めて盲ろう者の大学教授となり、東京大学の教授として教鞭をとっている福島智(ふくしまさとし)さん。 2003年TIME誌による「アジアの英雄」に選出され、現在は、東京大学先端科学技術研究センターバリアフリー分野教授を務める福島智さんの幼少期から大学受験までの姿を描いた映画『桜色の風が咲く』。

まだ幼い息子・智が視力を失っていく状況においても、明るく支えようとする母・令子の大らかさ、そして医師から病状がどんどん悪くなっていく現実を告げられ戸惑いながらも気丈に振る舞う母の強さを小雪が見事に体現した本編シーン映像が解禁!また日本語字幕付きバリアフリー予告編が完成し、バリアフリー上映の詳細も決定した。

解禁となる本編シーンは、3歳の時に右目を失明しながらもやんちゃで明るい智だったが、徐々に左目の状態も悪くなり、小学校に行くことを医者から止められて「ああ暇や~学校行きたいなぁ」と母に文句を言う場面から始まる。「先生に言われたでしょ、目が治ったら行けるから今は我慢」と言い聞かせ、目の負担になるTVも禁じる母に、智は仕方ないとばかりに「ラジオは ええ?目ぇ使わんし」と落語を聞いてみるなど、持前の好奇心は健在。そして台所で料理をする母のそばでは、クレヨンで絵を描きながら物語を作り出す。「川上からかわいい靴が流れてきました。少し経ってからキュウリも流れてきました。キュウリは靴を見つけて“やれやれこれで一休みできる”と喜んで靴の中に入りました。でも靴は小さくて、キュウクツ、キュウクツ といいました」と話す智。するとその声に続けて、「今度はタイが流れてきました。タイも靴の中に入りたくなりました。入ってしばらくすると“タイクツ、タイクツ”と言いました」と母・令子がにこやかに続ける。それを聞いた智も「タイと靴でタイクツやな~タイクツ タイクツ 僕はタイクツ」と返し、母子でユーモアを忘れずに日常を過ごしていた。 一方で智の左目の病状は悪化し、病院では「眼圧の高い状態が続いていて危険です、すぐに入院したほうがいいでしょう」と診断を受けてしまう。そして「万が一のことも、覚悟してください」という医者の言葉に戸惑う表情を垣間見せながらも、気丈に振る舞う母親の姿を小雪が繊細に演じ、観る者の胸に迫るシーンとなっている。本作の脚本を読むなり出演を熱望した小雪の凛として強く、大らかな母を体現する圧倒的な存在感に注目だ!

また本編シーンのあとには、今回あわせて解禁する本作の予告編に日本語の字幕をつけたバリアフリー予告編が続く。邦画の予告編に字幕を付ける形での紹介は珍しく、本作では新たな試みとして作成を決定。本作の公式HPでも、バリアフリー日本語字幕付きと合わせて音声ガイドも作成し、2種類の本作の予告編を公開する。

『桜色の風が咲く』本編シーン(バリアフリー版)+バリアフリー予告編

上映が予定されている全国の映画館の協力のもと、通常の作品より(※1)日本語字幕付き上映の期間を長く設定し、上映劇場では、公開初日から少なくとも1週間、連日1回以上の上映を予定。また上映劇場すべての回でアプリ(※2)UDCastを使用した日本語字幕、音声ガイドを楽しむことができる。そして、本作では「盲ろう者用シナリオテキスト」、「点字シナリオテキスト」も制作し、公式HPからの配布を予定している。
バリアフリー上映の詳細は、公式HP劇場情報にて案内する。

劇場情報

(※1)日本語字幕付き上映とは
上映中の画面にセリフ、人物の名前、環境音等の音情報を字幕で表示している上映の事を言います。

(※2)UDCastとは
映画の「音声」をスマートフォン等の携帯端末のマイクが拾うことで、その端末を通じて、字幕や音声ガイド再生等を行うことのできるアプリケーションです。UDCastの日本語字幕は専用メガネやタブレット端末に日本語字幕を表示させて上映を楽しむことが可能です。UDCastの音声ガイドでは視覚で伝わる情報を音声によるガイドをスマートフォン等の携帯端末をイヤフォンで接続して聞く事で、楽しむ事が可能です。

11/4(金)シネスイッチ銀座、ユーロスペース、新宿ピカデリー他全国順次ロードショー

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作品紹介

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