トライベッカ映画祭ほかで観客賞を受賞した限界突破のドキュメンタリー『チーム・ジンバブエのソムリエたち』予告編&場面写真解禁!

(C)2020 Third Man Films Pty Ltd
10月13日(木)

ジンバブエのソムリエチームの闘いを描いた、ワイン版「クール・ランニング」ともいうべき、ドキュメンタリー映画『チーム・ジンバブエのソムリエたち』より、予告編&場面写真が解禁された。

ワインの生産と消費はほとんどゼロ、2008年に始まった政治的混乱とハイパーインフレで経済が極度に混乱した“ワイン真空地帯”ジンバブエ共和国から南アフリカに逃れ、その後 チャンスをつかみ、 努力と才能で南アの有名レストランのソムリエとなった4人の若者たち。本作は、彼らが「世界ブラインド・テイスティング選手権2017」に初参戦をする様子を描き、トライベッカ映画祭やシドニー映画祭で絶賛、観客賞を受賞した。


ロングバージョンの予告編では、ワインにまったく興味がなかった4人の若者たちが、政情不安定なジンバブエから逃れ、ワインと出会い、そこから才能が開花していく様子が語られる。いまや ジョゼフはケープタウン屈指のレストラン「ラ・コロンブ」ヘッドソムリエ、ティナシェは世界のベストレストラン常連「ザ・テスト・キッチン」シェフソムリエ、パードンは南ア屈指のレストラン「オーベルジーヌ」ソムリエ、 マールヴィンは高級リゾート「ケープ・グレイス・ホテル」ヘッドソムリエとなり、ジンバブエを代表してフランスで開催される世界最高峰のテイスティング大会へ出場していくまでに。


大会に臨む4人はブルゴーニュ地方に渡仏、フランスのコーチとともに、車の中でも、ブドウ畑の近くでも、ありとあらゆるところで運動選手さながらテイスティングの訓練を続ける。そしてついに23か国の超一流ソムリエが参加する大会の日がやってくる。白人至上主義のスノッブなワイン界にあって異質な彼らは常に注目の的。ワインの女王ジャンシス・ロビンソン 大英帝国勲章 マスター・オブ・ワイン)は、「不利なのは否めない。テイスティング選手権では世界中のワインが出る。例えばロンドンなら手に入るワインも多いが、彼らはケープタウンにいて予算も限られている。しかもワインの世界は体質が古い。見かけるのは白人ばかり。多様性が乏しいせいで何かが失われていることが、4人の参加で明らかになるかも」と彼らを応援。さらには「4人のおかげで情熱が再燃した。ワインは彼らの人生を変え、彼らはワインに特別な敬意を抱いている」と絶賛する。

『チーム・ジンバブエのソムリエたち』予告編

予告編の後半では、ついにカメラは大会に潜入、まるでオリンピックのような各国のバトルとともに、スリリングな闘いの様子が写される。彼らは果たして、その勝負にどう向かっていくのか?祖国と家族の希望と期待を胸に、美しいブルゴーニュの風景の中でジンバブエの国旗を堂々と見せる彼らの姿が、勇ましくも美しく描きだされていく。

ワインジャーナリストの山本昭彦氏は、「愛好家向けのワイン映画ではない。国際情勢も盛り込んで、ワインを飲まない人の心も揺さぶる人間賛歌となっている」と本作を絶賛、ワインを通して見えてくる世界の姿にも注目が集まりそうだ。


また、場面写真も解禁!テイスティング大会で競技をする4人とコーチのドゥニ・ガレの様子、パードンが赤ワインをテイスティングしている様子、南アのコーチ、ジャン・ヴァンサンを交えてのチーム・ジンバブエの記念写真、ブルゴーニュの丘陵地帯をバックに「チーム・ジンバブエ」のロゴ入りスタジャンを着た4人の姿が到着した。


12/16(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか公開!

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作品紹介

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