WIT STUDIO がアニメーション制作でコラボ『やがて海へと届く』映画冒頭2分半のアニメーションパート映像&イラストを初解禁!

(C)2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会
3月15日(火)

主演に岸井ゆきの、共演に浜辺美波を迎えた中川龍太郎監督最新作『やがて海へと届く』より、冒頭2分半のアニメーションパート映像が先行公開、合わせてイラストとコメントも到着した。

本作は、「新しい星」が直木賞候補となったことでも記憶に新しい彩瀬まるによる同名小説「やがて海へと届く」(講談社文庫)の実写映画化。突然消息を絶った親友の死を受け入れられずにいる主人公・真奈が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を見つめる、喪失から再生へと向かう物語。アニメーションパートでは、浜辺美波演じるすみれの幻想的な世界を、水彩タッチの繊細なアニメーションで表現。原作小説のもつ映像化困難と言われた世界観、人の想いと命の循環が印象的に描かれている。
そのアニメーションパートを、『王様ランキング』『バブル』『進撃の巨人(シーズン1~3)』を手掛けてきたWIT STUDIOが制作し、実写映画でありながらその枠を飛び越えたコラボレーションが実現した。


アニメーション監督は、国内外の映画祭で評価を得る久保雄太郎(『Kicking Rock』でプチョン国際アニメーション映画祭オンライン部門グランプリ受賞)、米谷聡美(『白いうなばら』でエスピンホ国際アニメーション映画祭Animated Mermaid -PROMOTION AWARD受賞)が担当。WIT STUDIOにて2019年に制作した短編アートアニメーション『とつくにの少女』でも監督を担当。同作は「第53回ワールドフェスト・ヒュストン国際映画祭」で短編アニメーション作品部門プラチナ賞を受賞するなど数多くの映画祭で評価を受け、2021年にはWIT STUDIO初となるクラウドファンディングを実施。国内外から目標額を超える2200万円以上を集め『とつくにの少女』長編アニメーションが制作されている。

『やがて海へと届く』冒頭2分半のアニメーションパート映像

◆岸井ゆきの(湖谷真奈役)コメント
脚本を読んだ時はあまり想像ができていなかったのですが、完成版を観た時に「こんな風に実写とアニメが折り重なっていくんだ」と感動しました。アニメがラストシーンに向かう橋渡しの役割をしていて、実写では伝えられないことをより観客の皆さんの心にダイレクトに届けられていると思います。ぜひ劇場で確認していただきたいです。

◆浜辺美波(卯木すみれ役)コメント
一番最初の顔合わせのときにアニメーションの映像を見せていただきました。不思議なのですが、腑に落ちた気持ちにもなり、同時にアニメーションの中の女性の姿に必死に涙を堪えたのを覚えています。私にとってあのアニメーションがあったことは役を考える救いになりました。映画全編を通してみるとまた受け取る感情が変わるのではないかと思っています。この映画を観てくださった皆さまがどんな感想や解釈をお持ちになるのか、とても気になっています。お待ちしております。


◆久保雄太郎(アニメーション監督)コメント
アニメーションは、形のないものを象っていく性質をもっています。一つひとつ描いていった輪郭は、彼女、彼らの記憶であり、想いであり、時間であり。大切なものを想い、大切なものに気づかされながら、誰かの代わりに日記を書くように、あるいは記録をするように形を作っていきました。アニメーションによって語られた時間が、言葉にはし難い何かに触れられていればと思います。

◆米谷聡美(アニメーション監督)コメント
あったかもしれない未来や、憧れに胸を焦がし、いつのまにか記憶が混濁していく。儚く移ろい続け、とどまることを知らない水面の反射に、真奈とすみれを重ね合わせながら、あらゆるゆらぎに寄り添いたい一心でアニメーションに挑みました。閉じ込められていた時間が、ゆっくりと解けていく様子を、お届けできれば幸いです。

◆中川龍太郎(監督)コメント
詩によってしか表現し得ないものがある。そう思い、物語の冒頭と末尾においては、台本の形ではなく、詩を書きました。その詩を久保さんと米谷さんという二人の天才アニメーション作家に表現してもらいました。実写だけでは表現しきれなかった、ひとの痛みや孤独、祈り、希望といった無数の感情を流れるようなイマジネーションの連鎖とともに紡いでもらいました。ぜひ劇場の大きな画面と暗闇の中で体感してもらえましたら幸いです。


4月1日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー 

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作品紹介

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