読書の秋、原作本と併せて楽しめる!『ボクたちはみんな大人になれなかった』ほか劇場公開映画作品をご紹介♪

10月20日(水)

主演に森山未來を迎え、幅広い年齢層に共感されベストセラーとなった燃え殻のデビュー作待望の映画化『ボクたちはみんな大人になれなかった』。本作が公開される秋には、多くの話題作が劇場公開される。注目なのは、小説原作の映画作品!読書の秋にピッタリな原作小説作品×劇場公開映画を一挙ご紹介!本と併せて映画を観て、作品の世界をさらに深く感じてみたい。

★『かそけきサンカヨウ
(2021年/今泉力哉監督)10月15日公開
人気作家の窪美澄が2014年に発表した短編集の中の一篇「かそけきサンカヨウ」の映画化を切望し、メガホンをとったのは『愛がなんだ』(2019)のヒット以降数々の良作を手がけ、その動向に注目が集まる今泉力哉監督。幼い頃に母と別れ、早くに大人にならざるを得なかった少女・陽の成長を、父や新しい家族との間に生まれる確執と交流、そして同級生・陸との“淡い恋愛感情”を交えつつ、やさしい物語として織り上げた。雨に濡れると花びらが半透明になるサンカヨウのように、誰かとかかわる中で時に傷付きながらも新たな自分を見出し、輝いていく。ささやかだけれど感情が動き、変化していく様を色合い豊かに伝える―そんな味わい深い映画が誕生した。


(C)2020 映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会


★『そしてバトンは渡された
(2021年/前田哲監督)10月29日公開
瀬尾まいこ著、2019年の本屋大賞受賞作「そして、バトンは渡された」が待望の映画化!主演は、原作の大ファンでもあり「この役は絶対に自分が演じたい!」と熱い想いを実現させた永野芽郁。共演は、2021年「父親にしたい俳優No.1」に選ばれた田中圭。血の繋がらない父娘という全く新しい親子像を感動的に演じ切る。“理想の女性”として常にその生き方が注目される石原さとみは、物語のキーパーソンとなるシングルマザーで初の母親役を演じる。さらに天才子役の稲垣来泉、実力派の市村正親や大森南朋、飛躍中の岡田健史、若手からベテランまで豪華キャストが集結した。そして『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲監督の確かな演出力によって、感動の小説は感動の映画へと導かれた。

(C)2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会


★『草の響き
(2021年/斎藤久志監督)10月8日公開
原作者、佐藤泰志自身が自律神経失調症を患い、療法として始めたランニング経験をもとに書いた短編小説。1979年に発表された原作を現代に置き換え、光あふれる函館の風景のなかで映像化したのは、『空の瞳とカタツムリ』(18)『なにもこわいことはない』(13)の斎藤久志監督。どうしようもない孤独を抱えた人々の葛藤を静かな気迫で捉えた本作。何かを追い求めるように黙々と走り続ける男の姿を通して、死に引き寄せながらも懸命に生きようとする人間の生の輝きをまざまざと描きだす。数々の映画賞を受賞し話題を呼んだ『きみの鳥はうたえる』(18)に続き、佐藤泰志の小説、五度目の映画化であり、シネマアイリス企画・プロデュース作品としてもこれが五作目となる。

(C) 2021 HAKODATE CINEMA IRIS


★『ボクたちはみんな大人になれなかった
(2021年/森義仁監督)11月5日公開
さまざまな世代の心を掴み、絶賛された燃え殻のデビュー作品『ボクたちはみんな大人になれなかった』。ウェブ連載中からその「エモさ」が話題を呼び、2017年に書籍化されると瞬く間に大ベストセラーとなった半自伝的恋愛小説が、ついに映画化。観る者誰しもが、自分にとっての「あの時、あの場所、あの人」を思い出し、涙せずにはいられないシーンの数々が抒情的な映像で描かれる。主人公のボク=佐藤を演じるのは、『モテキ』、『怒り』、『アンダードッグ』などの映画はもちろん、ダンスや演劇の世界でも唯一無二の存在感を放つ森山未來。佐藤がずっと忘れられずにいる初めての恋人・かおり役には、映画・ドラマともに出演作が相次ぐ伊藤沙莉。独自の美学を持つ女性を瑞々しく演じ、観客の心にも鮮烈な印象を残す。他にも佐藤を取り巻く人物たちを、多彩な俳優陣が演じている。多くの今を生きる人すべてに贈る、2020年代恋愛青春映画の金字塔が誕生した。森義仁監督が長編映画初監督を務める。

(C)2021 C&Iエンタテインメント

小説で読んで原作のファンになった方は映画を観てさらに作品の世界観に浸り、映画を観て心を動かされた方は、小説を読んで思いを馳せてほしい。どちらの世界も、更に堪能してみてはいかがでしょうか。

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作品紹介

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