オリジナル版のヒロイン“ヘレン・ライル”など小ネタも登場?!『キャンディマン』30年前のあの出来事が語り継がれる…本編映像到着!

(C) 2021 Universal Pictures
10月4日(月)

1992年に公開された、凶悪な殺人鬼による忌まわしき都市伝説を描いたカルトホラー映画『キャンディマン』。『ゲット・アウト』(17)、『アス』(19)で高い評価を得た鬼才ジョーダン・ピールが、“鏡に向かってその名を5回唱えると、死ぬ。”という設定で人々を夢中にさせた人気ホラーの系譜をさすがの手腕で巧みに汲み取り、現代へと語り継ぐ!!!『キャンディマン』より、ジョーダン・ピールが新たにアップデートしたキャンディマンには、オリジナル版の小ネタも登場!約30年前のあの出来事が語り継がれる本編シーンが一部解禁された。

アメリカに実在する公営住宅地カブリーニ=グリーンに言い伝えられる殺人鬼”キャンディマン”の都市伝説について描かれる本作。この度到着したのは、主人公アンソニーと恋人ブリアンナ、そしてブリアンナの弟トロイ、トロイの恋人グレイディの4人が、カブリーニ=グリーンに纏わる恐ろしい実話について話すシーンが収められた本編映像。トロイが「物語の主人公はヘレン・ライルという女性だ。白人大学院生で、論文は“カブリーニ=グリーンの都市伝説”」と話し始めると、切り絵の演出でトロイが語るヘレンの物語が映し出されていく。不気味がりながらも「ウソだな」と笑い飛ばすアンソニーだが、トロイに「記事になっている。調べろ」と真面目な顔で制止され、次第にカブリーニ=グリーンで起こった出来事に没頭することとなる…。

本シーンを観たことで、すでに察した方もいるだろうが、ヘレン・ライルとは92年に公開された『キャンディマン』のヒロインのこと。随所で約30年前の『キャンディマン』の出来事が散りばめられ、前作ファンも楽しめるギミックがいくつか含まれている。それもそのはず、製作のジョーダン・ピールは92年の『キャンディマン』の大ファン。劇場公開当時13歳だったピールはアメリカのメジャー映画で初めて黒人が主人公かつ敵役として登場した『キャンディマン』に感銘を受けたそうで、当時を振り返り、「子どもの頃からホラーが好きだったけど、黒人のフレディ・クルーガーもジェイソン・ボーヒーズもいなかった。だから『キャンディマン』が登場したときはとても大胆でカタルシスを感じた。ホラー映画に黒人が登場する例はたくさんあるが、この作品は私にとって特に凶悪なものとなった」と明かしている。自身が新たに手がけようと思った理由については「オリジナルの映画では、ヘレンの視点からキャンディマンの伝説を探っていた。しかし、あの映画は私に黒人映画のような印象を与えた。私のための映画だ。だからこのゴーストストーリーを黒人の視点から見た映画を作りたかったんだ」と熱い思いを語っており、ピールの手によってキャンディマンの物語がどのように現代に蘇らされるのが期待が高まるばかりだ。

ヘレン・ライルのことが劇中で語られるだけでなく、キャンディマンを演じたトニー・トッドや、赤ちゃんを誘拐された母アン役のヴァネッサ・ウィリアムズが出演することでも話題になっている本作だが、オリジナル版のファンはそのような小ネタを探すも良し!また未見の方はジョーダン・ピールの巧みな手腕によってアップデートされた本作をまっさらな気持ちで堪能し、散りばめられた謎を紐解きながら楽しむのも良しだ!

『キャンディマン』本編映像(約30年前の出来事が言い伝えられる)

10月15日(金)全国公開!

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作品紹介

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