『酔いどれ東京ダンスミュージック』より、酔いどれミュージシャン・大槻泰永オフィシャルインタビューが到着!

(C)Yui Nagase
9月11日(土)

大槻泰永(おおつき・ひろのり)は、上京してから32年、サラリーマンをしながら真黒毛ぼっくすとして活動を続けているミュージシャン。酔いどれな印象ばかりが先行してしまうが、ライブ活動だけでなく、大槻の日常を追い、曽我部恵一(サニーデイ・サービス)や石川浩司(パスカルズ/ホルモン鉄道/ex.たま)などのミュージシャン仲間や元妻、娘なども取材することで、大槻の新たな一面も垣間見れ、あがた森魚とのライブタイトルを冠した代表曲「酔いどれ東京ダンスミュージック」の歌詞の内容も深みを増して感じられてくる、愛すべきドキュメンタリーが誕生した。

今回は、本作の被写体、大槻泰永のオフィシャルインタビューが到着。予想を裏切らず、お酒持参のインタビューとなった。    

Q. 所属されている真黒毛ぼっくすについてお教えください。
自分がやりたいメンバーの寄せ集めでやっています。まぁ適当なんですね。1985年位からだと思いますけど、緩やかな形態になったのは、この20年位かな。

Q.”酔いどれミュージシャン”と呼ばれていますが、いつ何を飲んでいるんですか?
今日はウィスキーですね。お酒はずっと飲み続けるんです。仕事の時以外は。アルコール依存なんですよね。アルコールがないことが怖いんですよね。大体飲み続ける。平日は仕事が飲み終わったら飲み始める感じです。


Q.本作ご出演の経緯をお教えください。
俺が終電を降りた時に長瀬が後ろから歩いてきて「大槻さんですよね?」って声かけてきてくれて。今思うと奇跡的です。「あれ、可愛い子ちゃんじゃない。呑みに行こうか?」って言ったら、家に来たんだよね。異常だったけど。当時は無欲で長瀬とただ飲んで楽しかったです。
長瀬が卒業制作で撮りたいって言ったから、びっくりしちゃうよね。やりましょうという感じだったよね。全然期待していなかったし。

Q.撮影を半年続けていかがでしたか?
お互いわからないから試行錯誤だった。長瀬が質問しに部屋に来たり、ライブなど撮影してくれました。やっているうちに、長瀬とのプロセスは、若干いい方向に行ったんじゃないかなと思います。僕は出演している側なのにさんざん長瀬に要望を出しました。
  
Q.曽我部恵一さんが本作について、「この映画にはいろんな天才的なミュージシャンが出てきます。よくもまあ、これだけの人たちが、と思う。レベルとしては、ザ・バンドのラストライブを映画化したマーティン・スコセッシ監督の『ラスト・ワルツ』級だ。」とおっしゃっていますが?
(あれだけのメンバーが)よく来たよね。たまたまだよね。俺の才能じゃないよ。

Q.過去にもご一緒した方たちが、またご一緒したいと思ったっていうことは、愛されているからだと思うんですが?
まぁ若干はね…。自信ないけどね。

Q.本作の見どころはどこだと思いますか?
僕は今回の作品が公開されて、いいと思ってくれる人がいれば、ありがたいなと思うけれど、自分としてはダメですよ。客観的に見れないです。酔いどれだし。

Q.本作を見た方からはどのような感想をもらいましたか?
「一人のある側面をしっかり捉えていると思う」や「編集も構成もライブシーンも素晴らしい」などの感想を頂きました。

Q.読者にメッセージをお願いします。
もし興味を持った方がいたら、ぜひ劇場に足を運んでください。言葉にできない何かを感じてもらえたら嬉しいです。

本作は、2021年9月17日よりアップリンク吉祥寺にて待望の劇場公開が決定。名古屋・シネマスコーレでは10月9日より、アップリンク京都では近日ほか、全国順次公開される。

アップリンク吉祥寺では、上映後の1曲ライブ演奏付きのトークショーも決定している。

◆9月18日(土)午後の回 大槻泰永、石川浩司(※長瀬由依監督のトークなし)
◆9月20日(月・祝)午後の回 大槻泰永、石川浩司
◆9月23日(木・祝)午後の回 大槻泰永、大槻さとみ(アコーディオン)
◆9月25日(土)午後の回 大槻泰永、中川五郎
◆9月29日(水)夜の回 大槻泰永、曽我部恵一

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作品紹介

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