『春』&『リッちゃん、健ちゃんの夏。』同時上映の予告編&スペシャルバージョンのポスター4種類が解禁!

(C)AOI Pro. (C)渋谷TANPEN映画祭CLIMAXat佐世保2019 AOI Pro.
8月30日(月)

大森歩監督の『春』&『リッちゃん、健ちゃんの夏。』同時上映の予告編、『春』の古川琴音バージョンのポスタービジュアル、『リッちゃん、健ちゃんの夏。』の3パターンのスペシャルバージョンのポスタービジュアル及び、大森歩監督のコメントが到着した。

『春』は、3年間祖父と二人暮らしをし、美術大学を卒業し、現在CMなどのディレクターとして活躍する大森監督自身の経験を元に、祖父を介護する美大生の心情を繊細に描いた秀作。認知症が進む祖父に、イライラが募った主人公が思わずしてしまう行動など、監督が過去に抱いたであろう、他人には見せたくないような汚い感情も逃げずに描いたリアリティが、観る者に突き刺さる。

主人公・アミを演じ、初主演を飾ったのは、NHK連続テレビ小説「エール」の主人公夫婦の一人娘役、「コントが始まる」の有村架純の妹役や『泣く子はいねぇが』、『街の上で』などで注目を集める古川琴音。

20年間劇団東京ヴォードヴィルショーの中心メンバーとして活躍し、舞台を中心に活動をしている花王おさむが祖父を、『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(監督:大林宣彦)で被曝ピアノを演奏した加藤才紀子がアミのアニメオタクの同級生・橋本を演じている。


『リッちゃん、健ちゃんの夏。』は、2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録された「黒島の集落」を舞台に、女子中学生と国語教師の淡い恋を描いたラブストーリー。

渋谷TANPEN映画祭CLIMAXat佐世保のオリジナル短編映画として佐世保市で制作された本作で、大森監督は、愛の強さを試される女子中学生と国語教師の特別な関係性を描く。あいち女性国際映画祭ほか3つの映画祭にてグランプリを受賞し、文化庁メディア芸術祭2020 審査員推薦作品に選ばれた。

中学生の主人公・リッちゃんを演じるのは、現在カネボウ「KATE」などのモデルを務めており、撮影当時は大学1年だったという武イリヤ。国語教師の健ちゃん役でこちらも映画初主演作となったのは、『ナポレオンと私』の笈川健太。



『春』&『リッちゃん、健ちゃんの夏。』同時上映予告編

■監督・脚本 大森歩コメント
『春』
認知症の物語では無いです。自分はラブストーリーと思い込んで作ってました。
タイトルの「春」は、四季の一つで、青春・思春期、異性に目覚めること、年月の流れ、物事のはじめ…みたいに、色んな意味を含んでいます。
実際に祖父と二人で暮らしていた時、この人は50年後の自分なんじゃないか…と不思議な感覚に包まれて、それが心地良くて、家が薄い膜に守られていたような気がします。
だから、そこから抜け出すのもビビってしまうくらい祖父のことが好きだったんだと思います。
ひたむきに表現してくれた、古川琴音さん、花王おさむさんに感謝いたします。

『リッちゃん、健ちゃんの夏。』
ロケ地の長崎県佐世保市黒島はカトリックと仏教が混在した珍しい島です。
この島は「誰が何を信じてもいい」という、いい風が吹いていました。
撮影では若くてピチピチしたリッちゃんと健ちゃんが、手繋いだり、チュウするたびに「ぅおい!ふざけんな!見ちゃいられないよ!」
って、もう恥ずかして恥ずかしくて(自分で書いたくせに)気が気じゃなかったです。
主題歌である寺尾紗穂さん〈あの日〉は、大人になるほど、自分の歌だと思える名曲です。
この曲を目指して作った映像を、劇場でどうぞご覧ください。

10月1日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

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作品紹介

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