第97回アカデミー賞®国際長編映画賞ショートリストに選ばれたほか25の映画賞を受賞し、世界中で高い評価を得ている映画『KNEECAP/ニーキャップ』より、キャラクターポスターと本編映像が解禁された。
本作は、そんなKNEECAPの誕生を、アイルランド語法制化を求める抗議活動を背景に辿る半自伝的物語。北アイルランド紛争の傷跡が深く残る西ベルファストのドラッグにまみれた労働者階級の若者を、ユーモアを交えてポップなテイストで描く。スローモーションやストップモーションを駆使したスタイリッシュな演出から“アイルランド版トレインスポッティング”とも評され、オマージュシーンも随所に登場。また、メンバー3人は演技初挑戦にして、本人役を見事に好演。彼らの注目度も相まってアイルランドではアイルランド語映画として初週動員歴代1位の大ヒットを記録。さらに、第40回サンダンス映画祭では観客賞(NEXT部門)を受賞、第97回アカデミー賞®国際長編映画賞にアイルランド代表としてショートリストに選ばれるなど、25の受賞と64のノミネートを果たした。世界中で大絶賛された話題作がついに日本に上陸。



■『KNEECAP/ニーキャップ』本編映像
併せて、3人がレコーディングするシーンを捉えた本編映像も解禁。アルコールとドラッグを浴びながら、「毎日が退屈 つまらねえ」「ウンザリな貧困生活」と歌うのは、実際にKNEECAPが2021年にリリースした楽曲「Guilty Conscience」。彼らのバックグラウンドかつアイデンティティで、紛争の傷跡が残るベルファストで暮らす労働者階級の若者の鬱屈をユーモアに表現した曲だ。快楽に溺れ錯乱状態になる3人だが、抑圧から解放されたかのような笑顔とエネルギーに溢れる青春の一コマ。今世界で最も注目を浴びているアーティスト、KNEECAPのどこまでが実話でフィクションか分からない破天荒な物語を通して、反植民地主義、そして先住民の文化を守る重要性を描く。
8.1(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開